巷で有名な
ペイントツールSAI。
気付けばスタジオ内の浸透率もほぼ100%となりました(爽笑顔)
線に特化したといっても過言でないほど、線が非常にきれいに引けます。ただ、直線とかカーブはパス使ったほうがきれいなんで、その点だけはまだphotoshop頼りな部分もありますが。
というわけで、連載気味に、簡単に操作部分の説明を紹介していきます。1から描くのはちょっと時間がないし、仕事中の絵を載せるわけにはいかないので、古い線画を引っ張り出してみました。うはー、線きたねー;
SAIはphotoshopとの相性がよく、PSDファイルにてやりとりが出来ます(RGBモードの8bitファイルのみ)
また、操作部分も結構おなじみのものが多いので、photoshopユーザーは殆ど違和感なく操作できると思います。
今回は一番左部分の紹介です。
1:プレビュー部
全体図が表示されます。赤い四角で囲まれているのが、現在表示されている部分。四角から伸びている赤い棒が現在のパレットの角度です。
2:パレット操作部分
パレットの表示の拡大縮小・角度調整を行います。
上が拡大縮小、下が角度調整。
マイナスでサイズが縮小し、プラスでサイズ拡大、■で全体表示。
角度調整は←が左回り、→が右回り、■で表示サイズを変えずに、角度が0%に戻ります。
拡大サイズを変えずに、垂直に直したい場合は角度調整の■を、
全体像をしっかり確認したいときは、表示倍率の方の■を押すようにしてください。
3:レイヤー表示操作部分
レイヤーの構成を調整します。基本はphotoshopと同じです。質感変化は、筆に簡単なテクスチャが付きます。painterのキャンバスに少し近いかも。
水彩がしっとりとした伸びのあるタッチに、
画用紙はすこしもったり感のあるでこぼこしたタッチに、
キャンバスは小さなでこぼこのテクスチャがついたタッチになります。
4:レイヤー構成操作部分
左上から順に。
上段- ・新規レイヤーを作る(右上が折れている四角アイコン)
- クリックすると、新しい真っ白なレイヤーが、現在あるレイヤーをここにドラッグするとコピーが作れます
- ・新規パスレイヤーを作る(ペンがついている四角アイコン)
- 太さや角度などの編集が可能な、ストローク線が引けるレイヤーを作れます。
- ・新規フォルダを作る(フォルダの形をしたアイコン)
- レイヤーをまとめて入れられます。複数レイヤーをまとめていじりたい時に入れると便利
下段- ・コピーして合成(プラスの表示がついているアイコン)
- 下のレイヤーに描写している線をコピーして足します
- ・カットして合成(はさみの表示がついているアイコン)
- 下のレイヤーと合成します。photoshopの「下レイヤーと結合」と一緒
- ・消去(消しゴムの表示がついているアイコン)
- レイヤーに書かれている線を全部消します。レイヤーは残ります
- ・ゴミ箱(ゴミ箱の形をしたアイコン)
- 選択しているレイヤーごと消去します
ややこしいのはたぶん、コピーして合成とカットして合成の部分でしょうか…
いわゆる、「入り」と「抜き」が作れるパスレイヤーは丁寧に仕上げたい人にはお勧めのレイヤーです♪
5:レイヤー構成表示部分
レイヤーの重なり順やモードなどを確認できます。
基本はphotoshopと同じ。ダブルクリックすることで、レイヤー名を変えられますが、その他の構成調整は上の操作部分で行います。
ドラッグ&ドロップすることで、フォルダにいれたり、レイヤー順序を入れ替えることが出来ます。
次回はその右隣、カラーとブラシパレットについての紹介です。
外部リンク