今年も
東京ゲームショー(TGS-2010)に行ってきました。
ニュースにもなっていましたが、今年も非常に多くの来場者数となり、一般公開初日の入場者数は8万人を記録したそうです。
■しょっぱなからの絶望
……年2回に戻してもそろそろいいんじゃない?
という思いはさておき。
「GAMEは、新章へ。」のキャッチコピーにふさわしく。
今年は非常にオンラインと海外のゲーム会社のコーナーが増えていた気がします。
特に多いなぁと思ったのが、中国の会社のブース。
ただ、注目されまくっている日本の会社と違い、試遊台も殆どなく、椅子と机が置いてあるもののみだったり、良くてゲームムービーを流している程度。
もともとビジネスデーが狙いだったのだとは思いますが、一般人へのアピールは殆どない状態でした。
そのため、場所を取っているにも関わらず、人が集まっている様子はなく、完全に休憩エリアと化していました。
■オンラインゲームの紹介エリア。
■奥のスクエニエリアと手前の中国会社エリアの人だかりの差
…韓国のビジネスミーティングコーナーで、コンパニオンのお姉さんが寝ていたのが非常に印象的でした。
オンラインゲームや海外のゲームのブースがガラガラであった半面、カプコン・スクエアエニックス・コナミ・レベル5といった人気タイトルを抱える企業ブースは全く身動きがとれない状態の混雑で、人気タイトルの試遊台はどれも入場制限がされていたり、配布物は午前中には終了してしまうなどの偏りが目立っていた気がします。
■人だかりでまったく身動きできない状態
混雑しているといっても、人数の割に通路が狭く、試遊台のプレイ待ちやムービーを眺めるための人々の列が通路にはみ出てしまっているために人の流れが出来ていないから、だったんですが。
また、これらの企業ブースも有名タイトルは非常に混んでるけれど、全く新しいオリジナルゲームは閑古鳥が鳴いている(これは毎年のことではありますが)状態であったりと偏りが以前にも増して強くなっていたというのが、一通りまわってみて思ったことでした。
あまり華やかという印象がなかったのは、やはりネットなどで事前に情報が流れてしまい、真新しいという印象があまりなかったからかもしれません。
そのためか、事前の情報があまりなかった各専門学校のブースがある意味すごく新鮮でした。
今まで、専門学校が発表するものはPCゲームやパネル展示が中心だったのですが、今年は本格的なレーシングカーの筐体が設置されていたり、wiiのゲームが試遊出来たりと、非常に凝っていました。
また、今注目を浴びている立体映像を使ったゲームなどもあり、本当にプロとアマ(といっても”学校”という設備と知識が整ったセミプロの団体ですが)の境界線はなくなってきているんだなぁと実感させられました。
ひととおりブースを拝見していって、個人的に面白かったのは、
Dance Evolutionと
ザックとオンブラ。
Dance Evolutionはゲーセンかパーティ会場とかに設置したらかなり盛り上がると思います。
絶対に家でひとりでやるゲームじゃないw
ザックとオンブラは…面白かったけど、MHP3にダダかぶりしてるので多分買わないかなー…
「Dance Evolution」サンプルムービーはこちら
と、全体的な流れのような話を書いておきながら、写真画像はほぼカプコンブースという罠。
世の中とはそんなものです。
■レウスアイルー
■後ろ姿も立派!
昨今はゲーム会社が次々と合併吸収されたり倒産したりと暗い話を耳にします。
が、東京ゲームショウの人気ぶりを見ていると、まだまだゲーム業界も元気に思えてきますね。
様々な娯楽が増えて、ゲームの立ち位置がだいぶ変わりつつある昨今ではありますが、これからも新しい刺激と発見が生まれてくることを祈りたいこの頃です。